大国小日記

十三夜給食

今日の給食は、「十三夜給食」でした。

メニューは、紫黒米入りご飯、ほっけの唐揚げ、五目豆、お月見汁、牛乳でした。

紫黒米は、食物繊維やミネラルも豊富で、とても栄養価が高いそうです。

中秋の名月と呼ばれる十五夜は、中国の行事が由来となっています。

それに対して、十三夜は日本独自の風習です。

十三夜の始まりについては諸説あり、明確ではありません。

主流になっている説は、後醍醐天皇のお月見だそうです。平安時代に書かれた『躬恒集(みつねしゅう)』には、後醍醐天皇が十三夜に当たる日に、月見をするための宴を開催したとあります。

また、平安時代後期に書かれた『中右記(ちゅううき)』には、宇多天皇が十三夜に当たる日に月見の宴を開催したという記述もあるそうです。

十三夜の意味も十五夜と同様に、先祖や親しかった故人をしのび供養をして、五穀豊穣を祝い収穫に感謝することだそうです。

十三夜は『収穫に感謝すること』が目的の一つのため、旬の食べ物を供えます。芋名月・栗名月・豆名月と呼ばれている通り、サツマイモや里芋などの芋類や、栗・豆は代表的なお供え物です。

お供え物として飾るだけでなく、旬の食べ物を使った料理を味わうのもおすすめです。栗やキノコの炊き込みご飯やサツマイモ、またはカボチャの煮物など、秋らしい食事を味わいながら月を眺め、収穫に感謝するのもよいそうです。

子どもたちも普段、なかなか食べないようなメニューに興味津々で、おいしく給食をいただきました。

今日は、これから雲が晴れれば、とてもきれいな月が見えることと思います。ご家庭でも、古代の風習にならって月を愛でながら、ご家族の皆様と心安らかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?