4年生の国語の授業「ごんぎつね」
「ひとりぼっちの「兵十」に「ごん」はどんな気持ちでくりを届けたのだろう。」
という学習問題。
子供たちは一生懸命、ノートに考えをまとめていました。
兵十の母親が死んだ事を知ったごん。
一人ぼっちになってしまった兵十。
兵十の母親はきっと最後にうなぎを食べたかったに違いないと思い、
自分のしたいたずらを後悔する。
ごんは山の中でとれた栗やキノコをこっそり兵十の家に届けるが、
兵十は誰がくれたのかわからない場面。
自分せいで相手に悲しい思いをさせてしまった。
少しでもお詫びをしたい気持ち。
深い場面です。
物語の流れや登場人物の特徴から心情をどうとらえるか
自分なりに考えを持つことの大切さを感じました。
「かわいそう。」
「わるかったな。」
初めは、簡単な言葉かもしれません。
言葉にするのは難しいです。
うまくまとまらないけど書き出してみたり、
自信がないけど発表してみたり、
友達と一緒に学び合うことで少しずつ表現が広がっていくことでしょう。
それと同時に、授業だけでない自身の経験が考えに現れることと思います。
自分のしたことが相手を傷つけてしまったこと
遊び心でやったことが、大ごとになってしまったこと
まさかこんなことになるなんて・・・
物語やこの場面で考えたことがこれからの生活に生かされていきます。
運動会練習と並行して、頭と心もたくましくなっています。